農園だよりDiary

2013年7

2013.07.14
 皆さんこんにちは。梅雨が上がって毎日暑い日が続きます。

 昨年7月12日、阿蘇では悪夢のような豪雨災害があり、大変な被害がありました。まだ復旧工事が完成していない田んぼや道路がありますが大災害の原因となった山崩れの現場は手つかずのままです。

 今年の梅雨は大雨が降ることなく早く上がってくれたことに感謝します。

 我が家には中国からの農業研修生がいますがその人の研修期間が来年5月に満了しますので次の研修生の面接に7月9日から12日まで中国長春に行ってまいりました。

 研修期間は3年なので3年ぶりの面接会の参加でした。これまでの面接会は20歳代の人が沢山応募してどの人を選ぼうかと迷って選んでいました。

 ところが今回は30代後半から41,2歳までと高齢で人数も少なくて、これで大丈夫かなと不安な面接会でした。日本でも農業や肉体労働の新規就労者の減少が社会問題になっていますが経済発展著しい中国でも若者の農業離れが多くて、海外への研修の応募者も少ないそうです。以前は自分の将来のために日本で勉強したいと言う理由がほとんどでしたが、今は子供の学費のために日本で働きたいという理由がほとんどです。実際受け入れ農家としては研修生と労働者という二つの側面で接していますので3年間無事に過ごしてくれれば支障はありません。

 今回は日本の生活習慣や、日本語を早く覚えてくれそうかを基準に選びました。短時間の面接ですので本当にいい人かどうかは入国してみないと分かりませんが、来てくれた以上は家族の一人として接していきたいなと思っています。

 今、テレビで中国の経済成長の様子が流れてきますが今回訪ねた長春でも至る所でクレーンが動き高層ビル群の建設、道路、橋の建設が盛んに行われていました。

 その陰で立退きにより空き家になった煉瓦つくりの街並み、緑の大地に突然現れた高層ビル群、前日の雨でぬかるんだ道をようやく走ってたどり着いた大きくてきれいなビル。建設途上というのはこういうものかなと思いながら見ました。しかし最後に寄った上海は大きくて洗練されて、やはり国際都市でした。
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