農園だよりDiary

2014年10

2014.10.09
 皆さん今日は。

 先日襲来しました台風18号が通過して急に気温が下がり、秋の深まりを感じさせるようになりましたが皆様いかがお過ごしですか。

 我が家では天候の回復を待って先月の28日から稲刈りを始めました。

 春に種を撒いて田植え、草取り、毎日の水管理と鴨の世話、そしてやっと収穫にこぎ着けました。1日の刈取予定は6反(6000㎡)。4時間であっという間に刈り終えます。1年間の苦労が何とあっけない事か。今年は夏に連日雨が降り続き、低温、日照不足で稲がまともに育つだろうか心配でした。全国の皆様から年間予約を頂いていますので不作だと数量が足りなくなります。そんな中で台風の被害も重なり最悪の状況の中で不作の覚悟でコンバインに乗り込みました。

 モミの量は例年より大分少なくて「やっぱり」と思いながら乾燥、籾摺りをしました。ところがくず米が例年よりかなり少なくて、米も綺麗に充実して収量は例年ほど有りませんでしたが皆様の予約には十分にお応えできる量を確保することができました。稲は光合成をして米を充実させますので今年のように日照不足の中では米はまともに育たないだろうと思っていましたが生命力を発揮させて光が弱くてもそれなりにゆっくり充実したのだろうと思います。環境に順応して生育する稲の力に脱帽です。

 今月から生命力たっぷりの新米をお届け致します。どうぞご賞味ください。

毎年恒例の阿蘇一の宮「極楽禅寺」お月見の会

 恒例のお月見の会がちょうど台風18号が九州の東を通過している10月5日に極楽禅寺で行われました。

 お月さんはお預けですがバイオリンとピアノの演奏で本堂の外はヒュウヒュウ風の音。中は心地よい音楽です。また一番風の強い時に上方落語の桂三風さんが登壇。外の風音は忘れて本堂の中は笑いの渦が巻きました。日頃私たちはなかなかお寺に足を運ぶことがないのですが年に1回これもまた田舎に暮らしているとなかなか鑑賞することが出来ない演奏会や落語を鑑賞できるとあって不信心な私もいそいそと家内同伴で山門をくぐりました。本堂に入るとそこはすっかり小劇場です。写真のようにとてもお寺の本堂には見えないでしょう。観客は畳の上に直接座る人、椅子に座る人自由に鑑賞できます。今の時代、お寺は葬式の時に御世話になる所ですが昔、例えば一向宗の頃は生きるために集う所だったのでしょう。恒例のお月見の会は「生」で色んな鑑賞が出来て明日へのエネルギーチャージ、生きる為に集えるお寺でした。

鴨肉の燻製の試作品ができました

 今年も鴨肉の時期になりました。半身(胸肉、もも肉各1枚)1パック950円(税込、送料別)で販売致します。
ご購入頂きますよう、よろしくお願い致します。また阿蘇でハムの加工をしている「ひばり工房」にお願いして鴨肉の燻製を試作しました。

 今後も合鴨農法が安定的に展開出来ますよう田んぼの鴨ちゃんの利用にも力を入れて行きたいと思っていますので皆様のご協力をお願い申し上げます。
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