農園だよりDiary

2016年4

2016.04.11
 皆さん今日は。

 春爛漫、桜の季節になりましたが皆様の所は如何ですか。阿蘇ではまだ五分咲程度でこれからが楽しみです。先日(3月31日)熊本城が満開だと言うので中国からの研修生(小玲)と家内とでお城観光ついでに花見に行ってきました。NHKの「ブラタモリ」で熊本城について紹介が有りましたので事前学習はバッチリです。

 あいにく小雨が時折降りましたが傘を差すほどでもなく、石垣をしっとりと湿らせて桜の色を引き立ててくれて、いい感じの花見ができました。熊本県人なのに熊本城に行くのはほんとに久しぶりです。案内板や説明掲示板が整備され、熟年の観光ボランティアさんが随所に配置されていて説明や質問の受け応えをされて一段掘り下げたお城巡りができました。加えて満開の桜が文字通り花を添えてくれて海外の人を案内する側の方が楽しんでしまいました。小玲も中国では日本のような「花見」という慣習がないようで、また日本の城郭も初めてで喜んでくれました。

 お城巡りで満足した後はお城の物産館「桜の馬場 城彩苑」で一休み。花より団子も一説ですが花で心を満たし、団子でお腹を満たす両党遣いで写真の「団子三昧」を頂きました。

 上がぜんざい、下左から白玉の黒蜜、黄粉、抹茶とあんこ。疲れた後の甘いものは大変美味でした。ちなみに私は両刀使いで酒も甘味もいろんな場面に対応できます。たまには両面対応という場面もあります。何でもおいしく頂けると言うのは有りがたい事です。

 そんな健康に自信たっぷりの私なのですが、最近どうも目が悪くなって困っていました。左目は老眼鏡をかけると良く見えるのですが、右目は眼鏡をかけてもかけなくてもぼんやりとしか見えません。昨年の秋あたりから特にぼんやりとするようになり左右の見え具合が全く違うので頭まですっきりしなくなりました。眼科で診てもらったら白内障と診断されました。

 もうすぐ59歳、まだ59歳です。「白内障には早すぎませんか」と尋ねたら、人によって差はあるが40代からじわじわ進行していると言われました。卵白が熱によって白くなるように、レンズである「水晶体」が紫外線等の影響で白く濁るのだそうです。治療は手術しかないと言われ、「人工レンズに入れ替えると半永久です」の言葉が何となく耳触りが良かったので手術をすることにしました。しかし目を手術するとなると、まさか目玉を外に取り出してなんていう事はないにしても、メスが目玉に近づいてきてブスッと刺さるのが見えたりしないのだろうか不安でした。先生に尋ねると半分笑いながら「中には見える人もいるでしょう」と怖い答え。まあ命まで落とすことはなかろうと腹をくくって入院しました。そして手術です。手術着に着替えて車いすで手術室に運ばれて、まるで重病人のようです。手術台に横になると目に麻酔薬を点眼されて何が何だか分からないまま目に大きなテープを貼られてもうおしまい。その間20分。車いすに乗せられて病室に到着、そして安静。翌日にはテープも外され自分の目で見る事ができました。

 術後一か月、はっきり見えます。ハイビジョンテレビを初めて買って見た時の感じです。手術して良かった。これからも沢山の物を見て、この「あそ有機農園だより」で皆様にお伝えします。
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