農園だよりDiary

2018年8

2018.08.05
 皆さん今日は。

 連日暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしですか。各地から40℃越えのニュースが伝えられますが、今年の夏は本当に暑いですね、高冷地の阿蘇でも、それでも33℃位ですが暑いです。40℃と言ったらハウスの中の気温ですね。それが夜まで引きずると本当に辛い事でしょう。阿蘇ではこの間の逆走台風の後、夕立が来るようになって午後はいくらか過ごしやすくなりました。今年はカラカラ天気で田んぼの用水路の水も不足気味でしたがお蔭で随分助かっています。この暑さももう少し、阿蘇ではお盆の頃になると朝夕めっきり涼しくなります。皆様の所はどうですか。あと10日体調管理にお気を付け頂いてこの夏を乗り切ってください。

 この暑さの中、田んぼの稲は順調に生育しています。8月になり例年通りに穂が出始めました。最初はよく見ないと茎の先からちょっとだけ覗いている稲穂が分からないのが2,3日もすると田んぼ全体稲穂の海になります。同じ品種だからそうだと言えばそうでしょうが不思議な事ですね。余談ですが、同じ品種でも籾種を蒔く前に数日間、水につけて吸水させるのですが、水につけるのが早い、遅いでも稲穂の出る日が違います。不思議ですね。ともあれ、稲穂は出ると日に日に籾が膨らみ垂れて色づいていきます。この分だと9月20日前には稲刈りが出来る見込みです。今年も良い米が取れそうな感じですのでご期待ください。

 話は変わりますが、私、60歳になり今年1月、息子に我が家の経営を譲りました。とは言っても我が家では夏のトマト、秋から春のイチゴ、合鴨米と3つの柱で経営を行っています。一度に全部の移譲は大変だと言う事で合鴨米部門は私が担当することになりました。これまで40年間トマト栽培をしてきていろんな難題を解決して経営の柱として今が有りそれはそれで満足なのですが、まだ取り組んでいない最大の難題が有りました。それは有機JAS、無農薬、無化学肥料トマト栽培です。病害虫の少ない冬季のトマトでは沢山の農家がすでに実践されていますが夏季の九州ではまだ多くありません。この最高にハードルの高い難題にこれから挑戦しようと専用ハウスを建て現在進行中です。最大の課題は西日本で蔓延しているトマトウイルス病を媒介する害虫をいかに防除するかです。我が家ではこの害虫の卵に寄生する「ツヤコバチ」という天敵昆虫を放して防除していますが農薬をかけていないので順調に増殖して害虫を制圧しています。また、「マルハナバチ」による自然交配を行っています。まだ1年目で課題はいくつも有りますが一つずつ解決して2年後の有機JAS取得を目指したいと思っています。

お知らせ

 上段にも述べましたように合鴨米担当になりました山本誠也でございます。これまで発送業務は息子が担当していましたが今月から私が担当することになりました。若い者たちはパソコンを自在に操りメールや表計算を最大に利用して業務をこなしてきましたが61歳のこの身、好きな晩酌のビールはなかなかやめられず一休みして夜中にパソコンと格闘する毎日です。皆様には何かとご迷惑をお掛けしますが状況をお察しくださいますようお願い申し上げますと共に末永いお付き合いを頂きますよう心よりお願い申し上げます。
PAGE TOP