農園だよりDiary

2018年11

2018.11.07
 皆さん こんにちは。山の木々も色づき、すっかり秋本番になりましたね。

 阿蘇の我が家の所も11月2日に初霜が降りましたが、あまり強い霜ではなかったので、あぜ道の雑草はまだ緑が残っています。日中、日向はポカポカ陽気なのですが、さすがに晩秋ですね。朝夕はめっきり冷え込むようになりました。10月下旬まで寒い時はエアコンで我慢をしていましたが、今月になり家内に炬燵を準備してもらいました。やはり日本の冬は炬燵ですね。エアコンは部屋全体を暖めてくれますが、何となく物足りなさがあります。その点、炬燵は足元がポカポカで幸せな気分にさせてくれます。また夕食の後、アルコールも手伝ってか、テレビを見ながらいつの間にかゴロンと横になってのひと眠りも気持ちの良いものです。家内には不評ですが。

 この時期、阿蘇ではよく晴れた日の早朝、雲海が見られます。我が家は阿蘇の盆地の中にありますので朝起きると霧がかかって外は真っ白。こんな時には直ぐに車に乗って20分。「大観峰」に着くと写真(上)の風景が目の前に広がっています。かすかに見える木々が、まるで水墨画の世界。この雲海の下に3万の人の暮らしがあるのが嘘の様です。この写真を撮るために前日から出かけてくる人。せっかく来たのに雲海が出なかったと言う人。毎日必ず見られるわけではないので見られた人はラッキーです。私が行った時には、撮影スポットにはいつも沢山のカメラマンがいます。そしてみんな満足してファインダーを覗いているようです。

 米の収穫も終わり、この時期は田んぼを耕す作業をしています。田んぼには刈り取った後の稲の切株と、短く裁断された稲わらが残っていますが、今のうちに耕すと土の中で分解されて来年の米つくりの為の肥料になります。毎日ポカポカ陽気のこの時期、周りの山の紅葉を眺めながら作業します。春の時期には、あそこには山桜が咲いていたなとか考えると時間の経つのは早いものです。

 我が家のトラクターは写真のようにキャビン(屋根)が有りません。キャビンが有ると寒い日でも作業が楽に出来ていいのですが、そのために数百万円もの大金を払うのもどうかなと思っています。私の周りでは最近、大規模農家は勿論、高齢者農家もキャビン付大型トラクターを使うようになりました。しかし我が家では1.暖かい日に作業する。2.寒い日には厚着をする。プラス、3.機械はよく整備して長持ちさせる。このスタイルで持続する農業をしたいと思っています。

お知らせ

今年は田んぼに放し、活躍してくれたヒナの95%が無事成長しました。そして最後の約束として「合鴨肉」になりました。
ご希望の皆様に販売致しますので、電話、FAX、メールなどでご連絡ください。
1パック、半身(ムネ肉 モモ肉 各1枚)400g 代金1,200円 (送料別)

宜しくお願いします。
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