農園だよりDiary

2019年10

2019.10.07
 皆さんこんにちは。

 10月になり阿蘇はすっかり秋の装いになりました。ここ数日晴天が続き、昼間はカラッとした暑さですが夜間は肌寒さを感じるようになりました。こんな日の翌朝、霧がかけていたら100%雲海です。5日の朝も起きると家の周りは濃霧。すぐに軽トラックに乗り込み大観峰に駆け上がりました。この日はちょっと起きるのが遅く、日が昇り始めたので中腹の「鉢巻き山」の展望所で撮影しました。日が昇ると気温が上がり空気が対流して低い所に留まっていた雲が動き出し空気の層と雲の層の境がぼんやりになってしまいます。私の判断は正解でした。ちょうど朝日が雲海を照らし始め、手前のススキも銀色に輝き、いい感じの写真が撮れました。(自画自賛)雲海は条件が揃うと年中発生するのですが、これからの時期がメーンです。

 先月号でも書きましたが、阿蘇では8月の天候が悪く稲の生育が心配されました。しかし9月に入り連日の晴天で何とか生育を持ち直し、9月22日の台風17号が通り過ぎて稲刈りを始めました。台風の大きな被害は阿蘇では有りませんでしたが写真のように稲が倒されてしまいました。しかし刈取の直前に倒されたので米自体に問題はなく、またコンバインで刈るのにも支障なく、稲刈りは順調にと言うか、あっけなく終わりました。今はコンバインの性能が良いので収穫作業も楽になり、田植からの一連の作業の割には最後の仕上げの刈取はあっという間に済んでしまいます。そして毎年同じことを思うのです。今年の稲作はいろんな事があって大変だったなと。これは毎日田んぼに行って稲を観ているから思う事かも知れません。以前は田んぼの中に入り草取りや肥料やりをする人があちらこちらに沢山いましたが、最近は田んぼの中で作業する人がめっきり少なくなりました。また以前は合鴨の田んぼは雑草があるから目立ちましたが、今は雑草が無いから目立つようになりました。私たちの様に直接、消費者の皆様と繋がっている農家は幸せです。皆様に良いお米を届けたいという気持ちを持って田んぼに行けるのですから。そして今年もやっと新米が出来ました。

 10月6日、阿蘇マルシェが阿蘇草原学習館前広場で行われました。
メーンは地元旅館ホテル料理長グループ「内牧料理維新の会」の朝ごはんです。そのごはんに我が家の合鴨米を提供して羽釜で炊いて来場された皆さんに食べて頂きました。好評でした。特に今は羽釜で炊いたご飯はめったに食べられないので来場された皆さんは超ラッキーでした。私も食べましたが、大きな釜を薪で炊くので香り、甘味とも炊飯器よりワンランクアップでした。どのテーブルも皆さんの笑顔が溢れていて、私も笑顔になりました。

合鴨肉が出来ました
 今年も合鴨肉が出来ました。販売を開始致しましたのでTEL、FAX、メールいずれかでご連絡ください。
半身(ムネ肉、モモ肉 各1枚)約400g 1300円(消費税込み)送料別
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