農園だよりDiary

2006年12

2006.12.20
 皆様には大変お世話になっており ます。

 新聞などで見られた方もおいでと思いますが、今年の米の収量は九州では過去2番目に悪い歴史的な 作柄でした。それでもめげずに来年に向けて頑張って行きます。

 今月は水についてお知らせします。 米作りにとって最も欠かせないのが水です。阿蘇には年間に2500 mmから3000mmの雨が降ります。九州の大きな河川の源流にもなっていますが、また地下水としても蓄えられています。その水がいたる所で噴出しています。左の井戸は1.5mぐらいの高さに自噴しています。この水は年中14°Cの温度で夏は冷たく、冬は暖かです。右の井戸は高校の通学路にあって夏には自転車を止めてよく飲んだものです。

 また山のほうに行くと、原野に蓄えられた水が、いたるところ岩の割れ目から湧き出て流れを作っています。阿蘇では生活用水にもこの様な自然水が使われているのですが、米作りにも、もちろんこの水が使われています。稲は田植えをして、刈り取りの前までずっと水の中で育ちますので、稲の根にとって水はとても大切なものです。また私たち農家にと っては、こんなに綺麗な水が豊富に仕えることは感謝の気持ちでいっぱいです。 阿蘇の田んぼで使われた水は河となって下流域の田んぼで使われますので、水 を汚さないように、上流の農家としては小さな心配りをしながら米作りをしています。

 皆さんもどうかご安心いただきます様お願いします。
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