農園だよりDiary

2009年8

2009.08.13
 皆さん、こんにちは。今年の夏はどうなっているのでしょうか。

 「長かった梅雨がようやく明けて」という書き出しで行こうかなと考えていた今月号。九州は8月2日に梅雨が明けたと気象庁が発表して、いよいよ暑い夏がやってくるかなと身構えていましたが台風8号、日本近海での9号発生、戻り梅雨、「暑い夏はどこへ行ったんだ」と叫びたくなる毎日です。我家の稲は今が穂の出揃う時期で一番大切な時なんです。九州ばかりではなく全国的に日照が少ないようですね。今年の実りの秋は寂しい秋になりそうな予感がします。しかしぼやいてばかりもいられませんので水管理などできることは最善を尽くして、これからの照り込み次第では作柄が向上するかもしれませんので最後まで諦めずに努力をします。

 稲の穂が出始めましたのでカモ達も田んぼから稲の育苗ハウスに引越ししました。穂が出ると穂の先のほうから順に花が咲いて受粉します。そして先のほうから実が充実して穂が垂れてきます。そこに鴨がいると垂れた穂を食べますので大変なことになります。カモ達は田んぼでは良く脱走をします。我家の穂はまだ出ていなくても隣の田んぼの穂が出るとそれを食べますので早めに引越しをします。いつものように餌をやるときにクラクションを鳴らすと脱走鴨があちらこちらからガーガー鳴きながら集まって来ます。一度餌場に入れてそこでまとめてかごに入れます。かなり抵抗をしますが心をオニにして有無を言わさず作業します。引越しが済むと餌をたくさん食べて体を大きくします。これもまた鴨達の宿命なのです。

 今、農村地域では集落営農組織活動と言う事で自分達の生活圏の環境整備(除草作業)を年に数回行っています。河の堤防や道路などの公的施設の草刈が主な作業です。8月9日、日曜日、あいにくの雨模様でしたが地区の皆、カッパを着て刈払い機を担いで集まりました。夏草が背丈ほどに生い茂っていましたがみんなの力で刈り取りました。地域の結束を確かめる事が出来る行事です。
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