農園だよりDiary

2009年12

2009.12.13
皆さん今日は。師走を迎え何かと忙しい季節になりました。

 冬本番と言う事で身構えていましたが今年の冬は暖かくて、阿蘇では例年なら毎朝霜が降りるのですが今年はあまり降りません。CO2削減の時代ですので燃料が節約できて良いのかも知れませんが寒い時期には寒い方がシャキッとしていいようです。新型インフルの感染が問題になっています。暑いのか寒いのか判らない今年の冬、何事も最先端を行きたいと日頃から思っている私、油断したわけではないのですが先月末、感染してしまいました。我家で3日間、家族にうつさないように自分の部屋に隔離されました。おかげで私一人で、また軽症で済みました。皆様もお気を付け下さい。

 気温が高いので今月号は阿蘇の水についてお知らせします。阿蘇では阿蘇山を取り囲む外輪山の原野に降った雨が至る所から地下水として噴出しています。阿蘇神社一帯にも沢山の湧水があります。神社の手水はもちろん、門前の商店街の店店の前には「水基」が置かれていてその店特有の名前がつけられ、通りの人が自由に飲めるようになっています。汗ばむくらいに気温の高い日には備え付けの柄杓で汲んで飲みますが、カルキの入っていない全く自然の水です。長い年月、水を受け続けてきた水基には緑のミズゴケが付き、また水が落ちる音、空気の泡、それらが一層水の味を引き立たせます。この水が集まって川を作り、田んぼの用水になります。

 この阿蘇に生まれ、この地で農業ができる喜びがあります。
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