農園だよりDiary

2012年4

2012.04.11
 皆さんこんにちは。長い冬が過ぎて阿蘇ではやっと春がやって来ました。

 昨日(10日)、宮地の極楽寺の前を通りかかると八重咲きの枝垂れ桜がちょうど見頃でした。車を止めてカメラに収めてきました。満開のソメイヨシノも見事ですが枝垂れ桜はまた華やかさが加わって楽しませてくれます。阿蘇ではいろんな所の桜が見ごろを迎え、外出するのが苦になりません。今日は雨が降り気温も低いので桜の花ももうしばらく楽しむ事が出来そうです。

 3月20日、恒例の阿蘇の野焼きが行われました。この日は関連市町村合わせて7千haの原野に火が入れられます。牧野組合ごとに連携して作業が行われますので私も火消棒と 弁当(特大おにぎり3個)を担いで例年の通りに参加しました。今年は雨天続きで山の草も良く乾燥していなくて例年のように激しく燃えませんでした。しかし山の空気を吸い、野原を歩き回って食べる弁当は最高です。私は肉体労働者ですので大食漢ですがその私も驚く特大おにぎりを3個も食べられるのは山の空気のお蔭です。

 桜の花も例年より1週間遅れていますが阿蘇特産の「タカナ」もやっと収穫できるようになりました。阿蘇ではどこの農家の畑にもタカナが植えられています。我家では自家用に5坪くらい植えています。栽培は至って簡単で、秋に筋蒔きで種を蒔くだけです。春、暖かくなって茎が伸びてつぼみが出来る前に手で折って収穫し、塩漬けします。阿蘇の春の味です。

 皆様に毎回この会報でお知らせしていますように阿蘇はとても素晴らしい所です。観光地としての阿蘇は認知度が高いのですが阿蘇の農産物の認知度はまだまだです。あそ有機農園も参加 して現在10農園で「阿蘇市民農園」を結成し阿蘇のホテル、旅館、その料理長グループと共に「阿蘇のマルシェ」を毎月第一日曜日に行っています。その目玉商品が料理長グループによる阿蘇の農産物を使った「春のあぜみち弁当」です。
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