AUTHOR : 山本倫大 / 東京でサラリーマンをしていましたが、2013年就農しました。

最近のエントリー

過去のエントリー

2017年
1月(1)
2016年
1月(1) 2月(1) 3月(2)
5月(1) 6月(1) 8月(3)
10月(2) 11月(1)
2015年
1月(2) 2月(1) 3月(1)
4月(3) 5月(2) 6月(2)
7月(2) 9月(4) 11月(3)
12月(3)
2014年
1月(5) 2月(4) 3月(4)
4月(3) 5月(3) 6月(3)
7月(2) 8月(1) 9月(2)
10月(4) 11月(2) 12月(1)
2013年
2月(5) 3月(3) 4月(1)
5月(2) 6月(3) 7月(2)
9月(5) 10月(2) 11月(1)
12月(5)

タグ

2月には大きな寒波が来て寒い日が多かったのですが、3月に入ってからは暖かい日がだいぶ増えて過ごしやすくなってきました。
毎朝2時間程度かけて4人でイチゴを収穫しています。




最近は、午前中はイチゴの収穫をして、その後ホームページなどからのお米の注文の荷造り・発送、道の駅阿蘇に商品を出品したりします。
そして、午後は今年の夏に栽培するトマトのために土作りの準備を進めます。

1月の間に昨シーズンのトマトの木を処分し、マルチや灌水チューブを片付けています。
昨シーズンの片付けの後は間髪入れずに整地して、萱ロールを搬入して土作りをはじめます。

高くなっているところの土を削ったりして、平坦になるように整地します。

昨シーズントラクターで耕すときに押しやられて支柱脇にたまってしまった土を鍬ですくい、支柱脇を平らにします。

並行して軽トラックで萱ロールを運び入れます。

ロールを転がしてひろげてゆきます。
ロールは重いのでなかなか体力のいる作業です。



ハウスに住み着いた猫も萱ロールに興味津々です。
猫は高いところが好きなので、早速ロールにのぼっています。

萱ロールは昨年の秋に買ったものですが、数ヶ月雨ざらしで置いている間にロール内部では早くも発酵が始まっています。
ロールを開くと熱いくらいの蒸気が出てきます。おそらく50度近くあると思います。
このあと土に鋤き込んでから腐らせるのですが、その前にこうして発酵が始まっているのは好都合です。

このあとは、昨年秋に収穫した有機米の籾殻をハウスに振りまきます。


一度トラクターで耕して、萱を土に鋤き込んでから地面を踏み固めます。
その後、ふすま(小麦粉製粉の過程で出たかす)をふって耕し、整地して灌水チューブとビニールをかぶせ、灌水します。



4月にトマトの苗が来るまでの間はこうして土づくりをしています。
今年の夏秋に収穫のトマトの準備も既に着々と進んでいます。


*****


ねこ近影

げんは1月にイチゴのハウス周辺に置いておいたねずみ取りのベタベタしたシートが体にくっついてしまい、左のお尻のあたりの毛を刈りました。

そしてクロは野良猫に噛まれたのか、背中に傷が出来てそこから化膿して溜まった膿で大きなこぶが出来てしまい、おととい膿を出す手術をしてもらいました。 いまは背中のほとんど毛が無い状態で、その中央部分に痛々しい手術痕があります。
餌もしっかり食べるし、歩き回るのも問題ないのですが、いかんせん見た目が痛そうです。クロが早く回復するように祈っています。

5月上旬は毎年ゴールデンウィークで、阿蘇にはたくさんの観光客の方が来られます。
この時期の阿蘇は野焼きの後の焼け野原に新葉が生えてきて、緑がきれいな草原を見る事が出来ます。


さて、ゴールデンウィークの農園は仕事が非常に忙しく、毎日毎日ずっと働きづめで働きます。
このあたりの2週間くらいは1年のうちでも最も忙しい農繁期なのです。

4月末はお米の苗の準備をします。

まずは塩水選です。卵が浮くくらいの塩水に種籾を入れて、浮いてきた未熟な種を取り除きます。


そうしたら57度のお湯に10分間浸けて温湯消毒します。
温湯消毒の後は1週間くらい日光が当たらないようにして冷水につけておきます。


苗箱に土を入れておき、乾燥させた種をまきます。
今年は900枚くらいの苗箱を準備しました。


種まきが終わった苗箱は、育苗ハウスに搬入して並べて置き、アルミ蒸着の太陽熱シートをかぶせます。
茶色の苗箱に銀色のシートがかぶさっている様子は板チョコみたいです。



そうした作業と並行して、トマトの苗を定植する準備も進めておきます。
そして5月に入ったらすぐにトマトを地面に植え付ける作業にとりかかります。 全体で8,000本を植えますが、1日あたり2,000本〜3,000本植えるような日もあります。
ゴールデンウィークはいつも猫の手も借りたい忙しさですが、今年は2名の助っ人のおかげで、とても助かりました。

まず一人目は、私の大学時代の友人の中野一静さんです。
急がし過ぎで写真を撮っていないのですが、イチゴの収穫からトマトの定植まで本当によく働いてくれました。 ありがとう!

そして二人目は、現在大分県で農業修行中の田邊裕太郎さんです。


現在農業修行中のためいろんな農園を見て見識を広げるべく武者修行ツアーをしているそうです。
田邊さんも朝から晩までよく働いてくれました。本当に助かりました。ありがとうございます!


田邊さんは元プロのミュージシャンだったということで、農園のみんなにギターと歌を聴かせてくれました。
こんなに間近でプロの演奏を聞く事ができて本当に感動しました。 みんなの要望に応じてたくさんの曲を演奏してくださり、ミニライブになりました。贅沢な時間を過ごさせていただきました。ありがとうございます!



そしてゴールデンウィーク中にジャムについて取材をしていただいた熊本日日新聞さんに5月11日うちのジャムが掲載されました。


きれいに写真を撮っていただいて、カラーの紙面にしていただきました。



掲載いただいてからジャムの注文をたくさん頂いて、本当にありがたいことです。
お買い上げいただいたお客様、熊本日日新聞さん、ありがとうございます!


こんなふうに、毎日猛烈な量の仕事や出来事が起きる農園の農繁ゴールデンウィークも、皆様のご協力でなんとか乗り切る事が出来ました。本当にありがとうございます。
また5月末には田植えが待っており、気が抜けませんがなんとか頑張ってゆきます。
4月2日と6日はトマトの苗を大きなポットに植え替える作業をしました。この作業の事を鉢上げ(はちあげ)と言います。


事前に、土をつめてビニールをかぶせて太陽熱消毒をしておいたポットの土に穴をあけておきます。

そこへ苗を手で植え込んでゆきます。


約9千株弱を2日に分けて植えます。1日あたり約4500本の苗を植えてゆきます。5人で作業して、正味3時間程度で植える作業は完了します。


セルシートという小さなくぼみがたくさんあるシートに苗が植わっています。事前にシートから苗を取り出してポットの上に配っておくことで作業を効率的に進めます。



毎年鉢上げの後には阿蘇神社にお花見に行きます。
今年は4月2日に行きました。2日まではずっと晴れが続いていたので順調に花がついて、満開に近い美しい桜並木を見る事が出来ました。



参道の桜をたのしみながら神社にお参りした後には、参道から続く門前仲町商店街の方に歩いて行きました。
こちらも桜がきれいにさいていました。途中唐揚げをたべたりソフトクリームを食べたり喫茶店でコーヒーを飲んだりしてお花見を満喫して帰りました。



お花見をした2日の翌日からはずっと天気が悪く、阿蘇の桜は散ってしまいました。ちょうど桜と入れ替わりで、最近は庭の花壇の花が満開です。



************


最近出来ている野菜は、にんじん、サラダ玉ねぎ、ワケギ(ひともじ)、ほうれん草などです。
どれも例年になく出来が良いです。



そして、先日「手づくり 丸ずきん」という新商品を道の駅阿蘇に置かせていただいています。


お母さんが夜に一つ一つ手づくりしたかぶりやすい頭巾です。
後頭部に丸い穴があって、ポニーテールをだすことができます。


************


少し前ですが、奥さんの実家のナナちゃん(トイプードル)がうちに遊びにきて、猫のげんちゃんと初顔合わせしました!


げんのほうがびっくりして、すぐにどこかに逃げていってしまいました。
正月はとても寒く、1月下旬からだんだんと気温があがってきたのですが、最近再び寒い日が続いています。最高気温が氷点下の真冬日もありました。



11月に収穫を終えたトマトは、その後の真冬の寒さによってすっかり枯れてしまいます。冬の間、次期作のために枯れたトマトの木を片付けて、土の状態を整える土づくりを行います。

青々と茂っていたトマトの木も1月にはすべて枯れて茶色く変色します。
このままだとトラクターで耕したり出来ないので、トマトの木をすべてハウスの外に運び出して処分します。


搬出しやすいように、根っこを抜いて、残っている実を落として支柱や紐などを取り除き片付けます。


その後、地面を覆っていたマルチ(黒いビニール)や灌水チューブを片付け、何もない更地にします。


ハウスの支柱脇には雑草が生えたり余分な土がたまったりしているので、鍬ですくってハウスの中側にいれます。こうしておけば後でトラクターで耕すときに雑草なども一緒に土に鋤き込む事が出来ます。


こうして下準備をしたら、阿蘇の草原から持ってきた萱のロールを広げてトラクターで土に混ぜ込みます。



ハウスにビニールをはり、土にもビニールをかぶせます。ハウスを閉め切ってこのまま1ヶ月以上放置します。
こうすることで土の温度を上げて、太陽熱による土壌消毒をおこないます。


トマト栽培の大きな障害の一つにネコブ病という病気があります。この病気にかかると、こぶが出来たように根っこがふくらみ、コルクのようなスカスカの状態に変質してしまいます。根は栄養を吸い上げるという重要な機能を担っているため、根の働きが阻害されるとトマト全体の生育に悪影響が生じます。

このネコブ病の原因はネコブ線虫という細菌で、トマトの生産者はこの線虫を退治するためにいろいろな工夫をしています。
線虫退治の方法として一般的なのは化学薬品を用いた薬剤による土壌消毒です。一方、上記に紹介した太陽熱による土壌消毒は化学薬品を用いずに土壌消毒を行う方法です。
化学薬品は土中のあらゆる微生物を、トマトへの善し悪しに関わらず殲滅しますが、太陽熱消毒は完璧に微生物を消滅させる事なく土中の健全な微生物環境をある程度維持するものと考えられます。

トマトは有機JASを取得していませんが、このように薬品に依存しない方法を模索しながら栽培しています。


***





そういえば1月10日くらいに阿蘇神社に初詣に出かけたのですが写真を以前の記事にのせていなかったので載せておきます。


昨日、10日に農園ネコのげんちゃんが去勢手術をしました。


うちの周りの地区にはたくさんのネコがいるので他に迷惑をかけないように手術をする事にしました。とはいえ、人間の都合で痛い思いをさせて申し訳ない気持になります。ごめんねげんちゃん。
1日経った今日は普段通り元気に過ごしているので、安心しました。

youtubeにげんとクロの動画をアップロードしました。

新年あけましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になりました。たくさんの皆様にこのホームページからお米や鴨肉、野菜をご購入いただいた事厚く御礼申し上げます。
今年も頑張って生産して参りますので、あそ有機農園の商品をどうぞよろしくお願いいたします。

元日の今日は日本全国で雪が降って寒い正月になったようですが、阿蘇も吹雪いて寒くて外にいると急速冷凍されそうな厳しい天気でした。


***


先日正月の準備にお餅をつきました。
蒸した餅米を機械に入れてしばらくするとふわふわ均一なお餅ができあがります。餅米に混じっていた雑穀などの黒い点を取り除いているのですが、熱くてなかなかとれません。



餅つきがおわったら手でちぎって、形を整えます。




今朝はそのお餅が入った雑煮を食べました。とてもおいしかったです。

さて、夏秋に盛りのトマトは収穫が終わってからは寒さですべて枯れてしまいました。 シーズンオフになったトマトの作業に替わり、今はイチゴの収穫や手入れなど、イチゴの作業をメインに活動しています。
ですが、トマトに関する作業が何もないわけではなく、土づくりの準備はもうはじまっています。

今日ご紹介するのは「ぼかし肥」というトマトの栽培土にいれるための自家製肥料です。
主な材料は菜種油糟や魚の骨などといった有機物で、それに菌や水を加えて発酵させてつくります。

12月の上旬に材料を混ぜて仕込みます。 混ぜやすいように4つの山に分けています。



有機物が菌に分解され発酵が進むと発酵熱と呼ばれる熱が出ます。 最近は50度を超える程に熱が出ています。



この肥料は発酵していく過程でだんだんと臭いが出てきて、ハウスの外からでも臭うほどに強い臭いになってきます。 最初は甘い臭いがしているのですが、連日50度を超えるような高温の状態になるとアンモニア臭がしてきます。アンモニア発酵を始めたら、目をさすようなより強力な臭いになってきます。

アンモニア発酵するといけないので、50度以下に抑えるように発酵をコントロールせねばなりません。

そのために毎日温度を計り、温度に合わせて肥料の山の高さを変えています。 山を高くすると温度があがりやすく、薄く広くのばすと熱があがりづらくなります。 また、発酵にムラができないように毎日スコップで肥料を混ぜます。



スコップで少しずつ混ぜてゆくので腰がいたくなるのがたいへんなところです。





混ぜ終えると、こもっていた熱が一時的に出てきて湯気がハウス内に充満します。



この作業をすると体が臭くてどうにもかなわないので、風呂に入る前の夕方の時間に作業をします。作業後は風呂に直行して臭いをおとします。

12月上旬から約1ヶ月から1ヶ月半の間、毎日この作業を続けます。元日の今日もぼかし肥混ぜをしてきました。この肥料がおいしいトマトにつながっていくんだと思ってがんばります。


***


昨年末にあそ有機農園の生産者が集う忘年会を実施しました。
毎年恒例の取り組みとして、各生産者の米をガス羽釜で全く同じ条件で同時に炊いて、名前を伏せて食べ比べをしています。



今年は新しい試みとして、新潟県魚沼の最高級米を取り寄せてあそ有機農園の各生産者の米と一緒に名前を伏せて食べ比べ、どれが魚沼の米か当てるというクイズをしました。



食べる前は魚沼の米はすぐにわかるだろうと思っていたのですが、いざ食べてみるとどの米も甲乙つけがたく、正直なところ僕は不正解でした。