みなさん、今日は。 温暖化の影響で桜前線が異常な速さで通り 過ぎていますが、阿蘇でも例外ではなく、3 月中に満開を迎えました。日本の春はやっ ぱり桜ですね。樹全体が綿菓子のようにピ ンクに盛り上がって華やいだ雰囲気を作り出します。世の中、不景気風が吹いているようですが気持ちだけは春爛漫で過ごしたいものです。 3月22日 雨や強風のため延び延びになっていた野焼きが晴天の中行 われました。阿蘇の野焼きは原野の「入会権」を持ってい る人は全員参加が原則ですが、悪天候で日程が変わると勤 めの人は大変なようです。野焼きは危険作業ですので沢山 の人手によって作業がスムーズに行えます。地形や風向き を考え、火をつける人、後から消す人、それぞれの役割分 担によって進められていきます。牧野組合によっては人が 集まらずに大変だと言う所もあります。しかし私は就農して 32 年、ずっと休みなしで参加しています。野焼きは大 変だから行きたくないという人もいますが私は大好きで す。枯草に火が入ると瞬く間に炎が大きくなり 100m 離れ ていてもその熱で顔が熱くて手で覆わないと真っすぐに 見られないこと。バリバリと言う音、熱によって起きた つむじ風、高さ数mもの炎が立ち上がり凄まじいスピー ドで山肌を駆け上がり、一瞬にして真っ黒の山肌に変え られる様子。皆さん 1 回見に来てください。1 度体験した らまた来年も体験したくなります。そう言う事で今年もカメラ片手に火消し棒を担いで原野を歩き回りまし た。そしてまた来年も。

作業が終わって公民館での慰労会がまた楽しみで す。適度に疲労した体で飲むアルコールは全身に適度 に回っていい気持ちです。野焼きは口実で、本当は飲 み会が目的ではと我家の奥さんに思われないように 程々に飲んでおきます。

文 写真 山本誠也