皆さん今日は。
今年も10月半ばになるというのに毎日暑い日が続きます。
先月の会報では秋になり気温が下がって気候が良くなってきた頃に米が充実するように栽培時期を調整していると言う事をお話ししました。今年も9月25日から稲刈りを始めましたが、暑かったです。阿蘇は高冷地ですので秋の訪れが早く秋のような風は吹きますが、例年と比べるとかなり気温は高目でした。しかし抜けるような青空の下で、春から取り組んできた米つくり最後の締めくくりの稲刈りですから気合が入ります。暑さや舞い上がる埃で体中ジカジカしますが、そんなことは言っていられません。運転席の上から稲の姿や穂の具合を見ながら今年の稲作を振り返るばかりです。

農業は天候に左右される部分が大きいのですが、稲作はハウス園芸などと違い天候を調整する手段がない分、天候の影響を特に大きく受けます。私たち農業者は晴れが続くと雨が降ることを待ち望み、雨が降り続くと早く雨が上がらないかなと願い、とても矛盾した種族ですが心底にあるのは稲の生育にちょうど良い適度の日照と適度の湿り気です。来年は今年ほど暑くなく適度の夕立などのある穏やかな天候であることを願っています。


10月12日、阿蘇市一の宮の極楽禅寺で熊本出身のソリスト、本松三和さんを招いてお月見コンサートが開かれました。

例年この時期、極楽寺では活動の一環としてお月見会が催され、童謡コンサート、落語会、お能、ギターコンサート等々、趣向を変えて色んなジャンルの人をお招きして会が行われています。
今の時代、テレビのリモコンを操作すると、何でも見ることができますが、田舎の阿蘇では生の演奏、歌声を聴く機会は限られています。
当日は本堂一杯、毎年この時期を楽しみにしている250人程の人が集まり、耳を傾けました。前半は誰でも知っている日本の秋の歌から始まり、尺八奏者、藪内洋介さん、ピアノ奏者、砂泊宇希さんの演奏をはさみ、後半はイタリア語の歌曲が歌われました。プロのアーティストが持てる力を出して聴衆に訴えかける姿を目の前で見るのは非常に迫力があります。詰めかけた250人も本堂が割れんばかりの歌声に圧倒されてしまいました。2時間のコンサートでしたが帰り道は何か得をしたような気持ちで帰りました。

写真  文  山本誠也