皆さん今日は。 「春は名のみの風の寒さよ」の歌の通りまだまだ春本番とは行かないようです。先月14日、全国的に大雪に見舞われましたが、阿蘇でも30cmの積雪がありました。寒くて外に出るのも億劫なのに我が家の若い人達は「かまくら」を作りました。若さとはすごいなと感心していると雪国のかまくらのように綺麗な物が出来ていました。平年の積雪ではかまくらが出来るほどの雪は有りませんし、あったとしても土混じりでこんなに綺麗なかまくらは作れません。さっそく隣家の孫姉妹が見に来てモデルさんになってくれました。


今回の積雪では全国的に大きな被害が出ています。我が家のイチゴハウスは台風対策仕様なので鉄骨が大きくてこのくらいの積雪では被害は有りませんでしたが写真のように滑り落ちた雪が周りや棟と棟の間の谷に溜まり換気が出来なくて困りました。今季は何度も積雪が有りその度にスコップで周りを雪かきしました。


我が家の地域では被害は有りませんでしたが山間部では60cmの積雪が有り農業ハウスや畜舎に大きな被害が出たようです。知人によると夕方と夜中に雪下ろしをしたので助かったそうですがハウスとハウスの間に雪が溜まって身動きが取れない状態で雪下ろしをしたそうです。今回は雪害でしたが農業には台風害、水害、干ばつ等天候災害は付き物です。被害に遭わないようにいろんな対策を行いますがそれを上回る災害はよく有ることです。その度に黙々と復旧をして、また何事もなかったように栽培に取り組むのが農家の姿です。ただ最近の農家の高齢化でハウスを新しく購入までして生産再開をしない農家も少なくないようです。 阿蘇では3月10日にも積雪が有りました。まだまだ春は遠いのかと思っていると自然界では時計は確実に時を刻んでいるようです。我が家の庭で一番に花を咲かせる「サンシュウ」は宮崎県の民謡「ひえつき節」の歌詞に出てきます。


「庭のサンシュウの木、成る鈴」まさしく春一番、周りの木はすべて落葉している中で鈴なりの花は華やかな春の前触れです。地面に目をやると「ナズナ」と「ホトケノザ」でしょうか。気を付けて見ないと見過ごしてしまうくらい小さくて地味な花をつけています。


この間まで寒さに耐えるために葉っぱを地面にピッタリ着け、葉面積を最小限にしていたのが、若々しい黄緑の葉を上に伸ばし陽光を受け、風はまだ冷たいのに早い春を楽しんでいるようです。今年は冬が寒かった分、春が待ち遠しいですね。

写真  文  山本誠也