皆さん今日は。 長かった冬も終わり、やっと待望の春がやってきました。我が家の冬枯れだった庭は春一番に咲くサンシュウ、梅に続いて花壇の花たちが一斉に目覚め、春の日差しを浴びて色とりどりに自己主張をしています。写真の真ん中に鎮座しておられるのは「馬頭観音」様です。昔は農耕には牛馬の力がなくてはならないものでした。その為に牛馬が子を産み子孫を増やして農耕に支障を来す事がないように阿蘇地方では馬頭観音様を祀っていました。農業機械が普及してからは肉用牛の為の畜産になりそれが順調にいくように、また広大な原野があり畜産が盛んだった阿蘇でもアメリカやオーストラリアの安い牛肉に押されて畜産農家が減少した今、我が家では農作物の豊穣と家庭の安泰を願って周りに花を植えて祀っています。


野焼き
3月16日、恒例の野焼きが行われました。今年は9日に予定されていましたが先月の大雪がまだ北向きの谷の深い所に残っていると言う事で1週間おいて実施されました。各市町村、各牧野組合、横の連携を取って火入れをしていきますが危険作業ですので人手が欠かせません。当日は牧野組合員総出で作業に当たります。

以前、専業農家がたくさんいて畜産が盛んだったころは野焼きをすると放牧地の草が良く育つので組合員全員バリバリの若手が参加していました。時代が移り農業地帯の阿蘇でも農家の高齢化が進み専業農家が少なくなり畜産が衰退した今、野焼きの人手が足りなくてボランティアさんに手伝ってもらって野焼きをする牧野組合も多数あるようになりました。我が家では畜産をやめて30年になりますが阿蘇の野焼きは面積も大きく迫力があり又毎年違うドラマがあるので来年も又参加したいと思っています。

3月28日、気の置けない飲み友達と飲んだ後、2次会に行く途中阿蘇神社の前を通りました。見事な夜桜でした。まだ5分咲きでしたがライトアップされていて花が輝いて綺麗でした。

その晩は夜桜があまりに綺麗でしたのでアルコールが進み過ぎてかなりいい気分で帰りました。翌日なんか変?。その翌日(日曜日)午後からお尻が痛くて歩けなくなりました。月曜日病院で見たもらったところ痔でした。その日のうちに手術をして10日間入院しました。その間、写真のような5分搗ごはんと栄養士さんが献立した食事をとりました。

医食同源と言いますが正に実感しました。自分の口にした物よって発症し手術を経て食べ物で治療してもらいました。私たち農家は食べ物を生産するのが仕事ですが、単なる食料ではなく日々新陳代謝している人間の体の材料としての食料を提供しているという使命観を持って仕事に励みたいと思っています。


写真  文  山本誠也