皆さん今日は。 毎日暑い日が続きますが如何お過ごしですか。九州では強い勢力の台風5号が接近し、ゆっくりとした動きで、もう何日も東からの強風が吹いています。ちょうど稲の穂が出る時期と重なり花が上手く交配したのか心配です。当初の予報では熊本県を縦断するコースだったのでとても心配しましたが、どうやら今夜、鹿児島県をかすめて東の方に通りすぎるようです。


 九州は台風の通り道で、毎年いくつかが上陸していました。阿蘇は高冷地野菜の産地でこの時期、ビニールハウスでトマト、アスパラガス、キュウリ等、夏の野菜が栽培されて夏野菜の供給基地と言われています。しかしひとたび台風が直撃するとビニールハウスが倒壊して中の作物がダメになり悔しい思いをしたことが何度も有りました。ここ数年、温暖化の影響で台風の勢力は強くなる傾向のようですが、阿蘇では幸い接近する台風はありませんでした。ところが今年7月4日、台風3号が阿蘇を直撃、幸い勢力が弱かったのと台風の目が阿蘇市付近を通ったため阿蘇市では目立った被害はありませんでした。しかし車で30分離れた南阿蘇村では沢山のビニールハウスに被害が出ました。夏作物産地の宿命で仕方のないことですが、日頃からの備えをして被害が少しでも軽く済むようにしていきたいと思っています。

 ここ数日は台風の影響で気温が少し涼しいようですが先月末は暑かったですね。高冷地のはずの阿蘇でも我が家の納屋で測った最高気温は34℃でした。日本各地では、40℃に近い気温が観測されていますので、まだまだ良い方なのかもしれません。ちなみに我が家のトマトハウスの中の温度は39℃でした。むっとする耐えられない感じです。


阿蘇は高冷地と言う事で以前はエアコンの有る家庭は稀でした。家の戸を全部開放して風が通り抜けるようにして、また庭に打ち水をして自然の「涼」を肌で感じていたように思います。昼休み、エアコンの効いた部屋でくつろいだ後、午後の作業に出るときの暑さはまた別物です。この季節、私は昔を思い出して夜、「縁側」の戸を開けて寝ています。しかも板張りにそのまま。最初は体が痛かったのですが慣れると板のひんやりと、夜風で熟睡できます。

 この暑さ、人間はエアコンの効いた部屋に逃げ込むことが出来ますがハウスの中の作物はじっと我慢しか有りません。我が家のトマトも40℃の中でじっと耐えています。トマトは南米ペルーの高山が原産なので涼しいのが好きなのですが仕方が有りません。その代り葉っぱから水分を蒸発させて高温に耐えています。以前に紹介しましたが阿蘇は水の豊かな地域です。田んぼも潤わせてくれますが野菜にとっても有りがたい味方です。晴天の日中、トマトも喉がカラカラの時、水温13℃のこの地下水はさぞ美味い事でしょう。そう思いながら毎日水やりして葉っぱから蒸発した分を補いしっかり根を張らせ、大きいトマトを成らせてくれるように世話をしています。阿蘇の水に感謝です。


                     写真 文 山本誠也