農園だよりDiary

2015年1

2015.01.01
 皆様には素晴らしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 本年もまた皆様に喜んで頂ける米づくりを頑張ってまいります。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 毎年のことながら年の瀬は慌ただしいものです。一年の区切りと言う事で一日の重さには変わりはないのですが他の日とは違った特別な意味が有ります。新年のスタートがさい先良いことを願って片づけをしたり掃き清めたり、農家は敷地が広くて大変です。しかし正月は家族がみんな戻るべき所に戻る時でもあります。我が家でも大晦日の夜、家族全員が揃って食事をして新年を迎えることが出来ました。子供達も成長して多くは語りませんが一日一日を一生懸命生きているようです。新しい年を迎えて家族みんなの健康を祈りました。

阿蘇山の火山活動

 昨年の秋から皆様にご心配頂いております阿蘇山の火山活動ですが先月号にも書きましたように我が家に直接石が降ってくるような事はありません。しかし活動が激しい時には火山灰を噴き上げ風に乗って降り注ぎますので困ります。今の時期は北西の風が多いので真北に位置する我が家に降ることはあまりありません。これから暖かくなると南風が吹くようになります。ビニールハウスも換気の為に開けるようになりますし田んぼの稲も成長してきます。そんな中で火山灰が噴き上げると非常に困ります。困りますが阿蘇に生きる以上は避けて通れない事ですので腹をくくって活動が早くおさまることを願うだけです。

イチゴ収穫

 冬のこの時期、我が家ではイチゴの収穫をしています。9月に植え付けた苗は11月から実が大きくなり収穫を迎えます。最大の需要期は何と言ってもクリスマスです。全国で販売される膨大な数のケーキに乗せるイチゴを調達するためにケーキ業者は青果市場に発注し、それを全国の農協組織のイチゴ部会と契約を結んで納品します。うちの部会も百万粒単位の受注をし、それを達成できるように計画的に栽培に取り組んでいますが年によっては気温によってケーキに乗せるのにちょうど良い大きさのがなかったりして大変です。今の世の中、現物ではなくてカタログで販売するので生産現場は需要を満たすために大変です。これが一頃世間を賑わした食品偽装の元凶かもしれませんね。
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