農園だよりDiary

2018年3

2018.03.02
 皆さん今日は。

 今年の冬は本当に寒かったですね。ここ数日、やっと日差しも春らしくなってきましたが皆様お変わりございませんか。我が家の冬景色の庭にも、いつの間にか可憐なクロッカスの花が開花して春の訪れを教えてくれています。また水仙の薄緑の蕾も膨らんで1輪開花していました。我が家で梅より早く咲くサンシュウの蕾も大分膨らんでガクが割れて中の花弁の黄色が見えています。もうすぐ春分、日足も伸びて暖かい日が続くと開花でしょう。サンシュウに続いて梅が咲き、庭が花でいっぱいになる春本番はもうすぐそこに来ています。

 春になると田んぼの作業も始動します。今度の日曜日(3月4日)は地区農家総出の用排水路掃除が予定されています。私は用水委員でこの作業の担当役員をしています。当日の作業で水路に枯草が有るとやりにくいので事前に天候を見計らって焼き払っておきました。田んぼには用水路と排水路が張り巡らされています。総延長は大変な長さです。それを毎年みんなで、スコップを使ってさらえていきます。用水路は勿論ですが大変なのは排水路の方です。用水路は綺麗な水が流れるので土は溜まりませんが排水路は田んぼからの濁った水が流れるので毎年さらえても土が溜まります。1年放置すると次にさらえる時には大変な労力がかかりますので毎年の地道な作業は欠かせません。

 今後農家の高齢化、農家減少が進んだ時、この作業の維持がどうなるのか農業現場では悩みの種です。

 この時期、我が家では毎日イチゴの収穫をしています。品種は熊本県で育種された「ゆうべに」です。粒が大きくて色が良く、味が良いのが特徴です。今年の寒さの中、高冷地の阿蘇ではマイナス10℃を下回る日が何度も有りますが、我が家のビニールハウスは3重になっていて加温機で温めた気温をなるべく逃がさないように工夫しています。イチゴはデリケートな作物で栽培には細心の管理を要します。また低い位置での作業なので高齢農家の廃業が多いのに新しく参入する農家が少なく、毎年、全国の栽培面積が減少している作物です。

 我が家の猫の「ゲン」今年で4歳になります。寝たい時に眠り、食べたい時に食べ、夜中でも外に出たい時は家内を起こして戸を開けさせて外出します。飼い猫なのに抱っこされるのが嫌いですが、人に擦り寄って来て、人の目を見つめて話しかけてきます。自己中心の毎日ですが癒しを与えてくれる存在です。
PAGE TOP