農園だよりDiary

2006年5

2006.05.12
 皆様には大変お世話になります。

 野山には花が 咲き、我が家の畑の脇には今年も‘たらの芽‘が 出ました。今月もまた写真を撮った後に晩御飯のおかずに採って帰りました。至福の時です。そして、いよいよ米作りがはじまりました。

 私達は有機の米を作っております。有機の認証も 熊本県有機農業研究会にお願いしております。 しかし本来、有機であるか否かは第三者に認証してもらう事ではありません。これは生産者が 「有機」を良く理解し、正々堂々栽培に取り組み皆様の信頼を裏切らないことであり、また皆様も 私達を信頼して頂く事であります。会報を通して稲作の過程をお知らせして行きます。皆様にも 「有機の稲作」を知って頂きたいと思います。

 種まきの準備は土作りから。山土にモグラ堆肥 籾種の消毒は風呂場で57℃のお湯に を混ぜて月に1回、切り返しをします。 10分間浸ける温湯消毒法 播種機で種まき。1時間に300箱出来ます。 苗箱をハウスの中に並べて銀色の シートをかぶせます 1週間すると発芽して青々と成長してきます。 稲は弱酸性が好きです。ところが有機では堆肥を使いますが堆肥はアルカリ性です。化学肥料は酸性ですので土にカビが生えたり 根が腐ったりしませんが、堆肥では根が腐って立ち枯れがおきます。そこでハウス内をプール にして水を張り空気を遮断すると根腐れが起きません。
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