農園だよりDiary

2010年1月(訃報)

2010.01.16
 皆さん今日は。新しい年を迎え穏やかな日々が続いています。

 我家では冬季のイチゴ栽培、夏季はトマト栽培と合鴨米栽培。一年中作物とのかかわりの中で生活をしています。春、籾種子を蒔くと芽を出し、葉っぱを大きく広げ太陽の光を受けて光合成を行います。気温の上昇と共に根を深く張り葉を大きくして、夏の盛りには強い太陽の光を受けて稲の一生の中で最高の生育を行い、穂が出て花が咲き太陽エネルギーを澱粉の形にして籾の一粒一粒に蓄えます。やがて秋が訪れ葉や茎は黄色く色づき黄金色の稲穂を収穫すると米ができますが一部は来年の籾種子となります。その繰り返しの中で稲作が続いてきました。農作物は一年のサイクルの中で世代交代が繰り返され行きます。

 我家では現在私達夫婦が中心で働いていて両親はすでに引退しているのですが一月十二日の早朝、母が家族、兄弟に看取られて八十三歳の生涯を閉じました。最期は眠るように安らかな旅立ちでした。親との別れは言葉に尽くせない悲しいものがありますが母の一生を受け継ぐ私の代は母の一生を無駄なものにしないように大切に生きていかなければと思っています。
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