農園だよりDiary

2005年10

2005.10.08
 皆様には大変お世話になります。稲刈り、籾摺りも終わって田んぼの仕事も一段落。

 秋祭り、運動会のシーズンになりました。私の子供の通う山田小学校では総合学習の時間に、地域伝承芸能の復活に取り組んでいます。

 「小倉の虎舞」は収穫を祝う秋祭りで奉納されていましたが、戦後に途絶えていました。それを地域のお年寄り、学校、保護者の尽力により46年ぶりに復活。運動会の中で発表されました。お年寄りの中には涙を流して懐かしんでいる人もいました。

 来年3月に行われる野焼きの準備がありました。阿蘇の原野を一斉に焼き払う野焼きは非常に危険な作業です。山林に火が入ったり、作業する人が火にまかれたり。そこでもう今の時期から防火帯を作って野焼きに備えます。まず防火帯の草を切ります。そして1週間後乾いた草を焼いて防火帯の出来上がり。急傾斜地での草きりはとても危険なのです。

 カラカラに乾いた草に火が入ります。

 暑かった今年の夏ももう終わり。阿蘇の高原も秋の装いになりました。秋の澄み切った空気の中で阿蘇の寝観音もくっきりとさえわたります。そして足元に目をやると萩の花が満開です。
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