農園だよりDiary

2017年9

2017.09.09
 皆さん今日は。

 先月の会報では連日暑い日が続いている話をしましたが、台風15号が発生し北風が吹き出して急に秋らしくなりました。9月になり朝方は冷え込み、さすがに戸を閉めなくては寒くて眠れないようになりました。この間まで板の間に直にゴロンと横になっていましたが最近マットを敷き、毛布を来て寝るようになりました。季節の移ろいは確かですね。

 今年の夏は関東、東北地方では連日の雨で農作物の生育に影響が出ているという報道がされていました。九州では先月初旬の台風5号接近以来、天候はほぼ安定して作物の生育は問題ないようです。稲の生育も良好で、出穂のとき台風の風が吹いて茶色に変色した籾が有りますが、全体的には葉がいきいきして綺麗で豊作型のようです。早く田植えした農家では今日からコンバインが田んぼに入り稲刈りが始まりました。しばらくすると今年の作柄情報が流れてきます。良い情報だと楽しみがまた倍増します。

 我が家では今、稲刈り前のひと手間をかけています。我が家の田んぼは有機JAS認証なので除草剤を使いません。田植えしたすぐ後に合鴨を放し、除草機を使い、人の手で3回草を取り、最後に稲刈りの前に「稗(ヒエ)」を取っているのです。稗は稲と姿が良く似ているので穂が出る前の草取りでは見逃してしまいます。と言うのも稲の株にくっ付いたものや、稲の株の中から生えたものなどちょっと見ただけでは見逃してしまいます。しかし穂が出てしまうと、成り済まし上手のさすがの稗もバレバレで逃げも隠れも出来ません。この夏、何度も人の目をすり抜けてきた稗も御覧の通り御用となりました。

 それと言うのも昨年9月、忙しいさなかに私、1週間キューバ旅行をした結果、最後の稗取りが出来ないままコンバインで刈とり、稗の種を田んぼ中に撒き散らした「つけ」が御覧の写真です。農業は「因果応報」ですね。今年努力した分、来年は草が少なくなっていることでしょう。

 我が家では田植えが遅かった分、まだ稲が青いので今月中旬から稲刈りをしたいと思っています。これから気温が下がるとゆっくり実が熟するので良い米が出来そうな予感がします。ご期待ください。

 実りの秋。我が家の家庭菜園のブドウが御覧の実を成らせました。品種「巨峰」。重量1.1kg。粒数 多すぎてカウント不能。味 良好。どうしてこんな立派なブドウが出来たのでしょう。答えは今年の6月、忙しいさなかに私、1週間中国旅行をした結果です。ブドウは今年伸びた新しい枝に実がなります。沢山出た枝を整理したところまでは出来たのですが、それから後の手入れの時期に旅行で不在でしたので管理不行き届き。この房だけは立派過ぎるほど育ち、他の房は哀れな状態で見る影もなし。一房の粒数を30個位に調整しなければならないのが出来なくて、この房だけが育ってしまいました。やはり原因があるんですね。
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